後付けクーラー

レストアを進めるにあたり 当車には 1980年代に出回っていた
日本製 ユニクラ社の R12ガス のクーラーシステムを取り付けていました

時代が流れ R134aガス の時代に変わりましたが クーラーは使いたい
巷の電装ショップ 整備工場に足を運び 相談をしても 納得の得られる回答を得られません

そんな中 「アクアガラージュ」に出会いました

[エンジンが調子よく動いている] が条件で エンジンを整えてから
負荷のかかる クーラーの取り付けです

R12ガスシステム / ユニクラ製 

「何をどう変更するかの現状把握!!」
 R12ガス時の配管考察
当時 シングルキャブで 左サイドにコンプレッサーが
取り付けてありました
よく見かけるスタイルです
このシステムのパーツを流用して
「R134aシステムに変更できないか」 それがスタートです 
配管はフレアージョイントで構成されていました
ドライヤーレシーバー
(リキッドタンク)は

銅管で配管してあります

R134aガスシステム / アンダーダッシュ流用Vr /アクアガラージュ仕様

「何をどうすれば正しいのか確認!!」
 R134aガス時の配管考察


  ★あきらかにフィッティングナットサイズが違う
 
  ★ガスが違う

   ガスの粒子サイズ=R12>R134a
   同じパーツではガス漏れが起こる

  ★OILが違う
   ✖R12(スニソなど) 〇R134a(PAGなど)
   そのうち焼きつく
 
 ★交換率が違う
  R12>R134a=R134aはR12より劣るので
  熱交換率の高いマルチフロー管でのサーペタインタイプ
  がサイズ加工に対応できるので
  旧車に好ましい(参照文献)

 この結果
  R12で流用できるパーツは無いと考えた方が良い


ローダウンしている当車は某社の大きいコンデンサーでなく
当時と同等サイズの コンデンサーを特注
で製作していただきました

コンデンサー用クーリングファンは当時物より少し小さい
KINOKUNI/SPAL / ミニミニファンを購入
PUSH式を3連取り付け
中々のすぐれもの
取付は直に「KINOKUNI/ランマックス/ユニバーサルマウンティングKIT」で取付

ローダウンしているのでPULL式だとボディに熱風があたり対流するしスペースも無い
少しでも多く熱を放出する事 走行風の補助 ハウジングが付かない事を考慮すると
現状 効率としては PULLよりPUSHの方が良い と考える為
コンデンサーはアルミチャンネルを加工して取り付けました

コンデンサー・リキッドタンクからの配管は
フロントフード内を通過させ
室内に送る事になる

アンダーダッシュタイプの吹き出し口だけは 器として
使いたかったので 苦肉の策です・・・・・
エバポレーターだけは洗浄後 
R134aフレアータイプ膨張弁+変換アダプター
=Oリング仕様に変更





パーツのジョイント時にお薦めなのがこちら
スニソオイル
でたらめな グリス・OIL はNGです
エアコン専用のOILを使いましょう

ガスの違いを把握したうえで コンプレーサーを選びます
当然 R134a用
多くの種類が販売されています
普段から中華パーツに疑問を持っていたので
極力 信用のおける 日本製が望ましい
選んだのは チャージバルブ無のユニクラ製UP90
取付のサイズ感を考え チャージバルブはフィッティングに
溶接してもらう事になる


低圧側 ・ 高圧側 共にフィッテイングにチャージバルブが
付けられているのがわかるだろうか
元々フィッテイングにはチャージバルブは付いていない
全て加工されたものだ
既製品の様に売られているのも どこかで誰かが加工している
ならば 日本製が良い
他  ドライヤー(リキッドタンク) 新品
   アンダーダッシュコントロールユニット 新品

   日本で唯一ユニクラ製を正規で扱っている
   「アクアガラージュ」にて揃えていただきました

コンプレッサーの固定は探しに探し 日本では流通していない
アメリカの物を購入・・・理由は・・・
当車はツインキャブなのでオルタ横にスペースがあるので
① 無理やり左サイドに付ける必要が無い
② コンプレッサーが水平に置ける

   しかしながらこのパーツにも問題点がある
① テンショナープーリが無い
    テンショナープーリーもあるようで無い 
    これも「アクアガラージュ」で用意していただいた
    プーリーブラケットは特注製作
② コンプレッサーの取り付けベースがUP90に合わない
   UP90を固定する取り付けベースを特注製作
   組み上げると写真の様になります
   これで納得いく姿になりましたが・・・・

予期せぬ問題が・・・・・・・・・・・・・・・・
リヤフードにわずかに干渉する!
少し下げたものを特注製作
これで干渉しなくなりました
結局コンプレッサースタンド1式を特注製作した事になる
(下写真)


では・・・ 図面があるなら 販売すれば 私の様に考える
ビートル乗りもいるはず・・・
販売始めました 詳しくはコチラ
   
最終のR134aのガスチャージ
ここでも注意点が必要
ビートルというかリアエンジン車はエバポレーターまでの
距離がFF車・FR車に比べ長い 
ガス圧はゲージで計測でき規定値を合わせれば良いが
OILはそういう訳にいかない
ホース長さを約1.2倍換算し
UP90の規定値MAX300ccに対し通常の1.2倍(60cc増し)
で投入する。



配管を追いかけると下写真の様になります
 ※コルゲートチューブで保護する事は必須です
     
     
 
   吊り下げ式ではドライバーに冷風があたりずらく
   一番 多く乗るドライバー(当たり前ですが)が
   快適でない事が嫌で ここはゆずれません
   室内ユニットは綺麗に清掃し
   以前のスタイルが守られています

   イメージ通りです
 

R134aガスシステム / アンダーダッシュ流用Vr 膨張弁 改 / エバポレーターどうする


上記画像使用部品 / 提供 アクアガラージュ

上記画像のエバポレーターは < R12用 > です   R134aと構造が異なります
本来はエバポレーターを新規にR134aに製作する必要性があります
今回は膨張弁=エキスパンションバルブ側のみ 溶接加工を行い OリングR134a膨張弁に変更致しました

完璧にR134a仕様にする場合には 以下の様な変更が必要です
① AG仕様特注 R134a膨張弁
② 溶接用NUT類         
③ エバポレーター 新規製作  
 
    エバポレーターを外注で製作する場合の注意点!!
膨張弁ですが 製作するメーカーでさえ どの様な構造のタイプを取付しなければならないのか?
ノウハウを保有しておりません  そのため 
アクアガラージュで部品の選択を行い製造させております
外注 = 正しいエバポレーターが完成する訳ではありません!!

費用 ¥66,000円(税別) ~    この金額を考えると
アンダーダッシュでの FULL SPEC には一考がいる

R134aガスシステム / ダクト式スペシャルVr /アクアガラージュ+ジール仕様

 

エバポレーター及び吹き出し口の変更  
・・・FULL SPEC R134a・・・

やはり フルスペックで R134a にしたい
アンダーダッシュ式エバポレーターをR134a専用のものに作り変えようか?
そんな折 「アクアガラージュ」にユニクラ社から連絡が入りダクトタイプの供給が可能になりました
では アンダーダッシュ改 をやめ ダクト式スペシャルを作ろうと
・・・・その工程です・・・・・・  

ダクト式は本体にダクトパイプ(付属)を取付け 送風します
このおかげでエバポレーターもR134a専用にできます
とすれば ダクト先端の吹き出し口をどうするか
考えねばなりません
海外などには 吹き出しベントを単体で販売している
ショップがあります
今回チョイスしたのは 日本車(軽四)の吹き出し口です
 
付属パイプを差し込んだ写真です

 
今回 使用する ベントです

 
ダクトとベントをつなぐソケットを製作します
汎用品などありません


 
つないだ様子です
簡単なパーツですが重要です
 

木型でイメージをします
この写真は助手席側ですが 
センター・運転席側もイメージを作ります
 
イメージが出来ると採寸してイメージを図面化します
ベント ・ 1DINデッキ綺麗にも収まる様に
又  後々の取り付けパーツを想定して
デザインします

 
イメージ通りのものが仕上がってきました
サフェーサで下地を作ったものです
吹き出し口を回転させる為の細工もしてあります

 
BODYと同色に塗装しました
 
付属してくる新品のスイッチ類の組み込みです
コントロールユニットはセパレートタイプですので
自身でパネルを設ける必要があります
温度センサーはソケットに差しました
ダクトパイプに穴をあけると破けの原因になりそう

 

センターベントフェイスの右上が
ステアリング固定ボルトに干渉します
現物合わせで削る予定でした
 
干渉しない様 削ります
あらかじめ削る事を考えて肉厚を盛ってあるので
大丈夫でしょう
 
吹き出し口が付いたので
本体の位置決め
足元のスペースを考えて決めます


 位置が決まったら付属の取り付け金物を固定
鉄板が薄いのでナッターを使用
 
自分の好みで1DINは付けています
おおよそ形になってきました

 
ダクトの取り回しはタイラップを使い
視界に入らず 邪魔にならず止めます
 
助手席側 完成 です
スッキリしました


センター部にコントロールユニット
クラッチカットスイッチ ・ 1DIN を埋込
 
運転席側
空燃比計埋込

遂に完成です 

費用にこだわらず 一つづつ進めてきた結果
世界に1台のユニットが出来上がりました
助手席に乗る人には「快適」の言葉を頂きました 
最高の賞賛です

今後の課題は
アイドルアップをどうするか(現状 123tune+ で問題はありませんが)
湿気の多い日に 冷えすぎの為 白い煙が吹き ダクトパイプが結露する

をクリアしたいですね